カエルで「地域おこし」

ネバタゴガエルは、信州・根羽村の「地域おこし」に貢献しています。
 「ネバタゴガエル」って?
[答] 2001年にカエル館が出来た時には、普通のタゴガエルとして紹介されていたんだ。それが2003年に、鳥羽水族館から、タゴガエルは、「ワン」とは鳴かないと言われたころから、あやしい存在になり、同年の10月に北里大学の龍崎正士先生の「根羽・売木のタゴガエル新タイプ」という中間報告で、テレビや新聞等で大きく取り上げられるようになったんだ。そのころ、カエル館のHPにアクセスして来る人が1週間に1万人もいたんだ。2005年には、龍崎先生らが発表した論文「茶臼山で発見された2n=28のタゴガエルの核型」が、欧米のCytogenetic and Genome Researchに認められ、茶臼山のワンと鳴くカエルは「新種」と判定されたんだ。龍崎先生により、和名は「ネバタゴガエル」と命名され、2006年には根羽村の天然記念物に指定されたんだ。続いて、ネバタゴガエルを題材にした絵本や紙芝居等が全国公募され、入賞作品が、カレンダー・道標・本・紙芝居等になったり、カエルグッズも製作販売されるようになったんだ。そして2008年からは、森林組合製作の大きなカエルのチェーンソーアートが、村内の商店や学校や役場などに並び始めたんだ。その数は、なんと40体以上にもなり、カメラマンや観光客に注目されているんだ。
    
             (写真提供 根羽村商工会
 ネバタゴガエルは他のタゴガエルと何が違うの?
[答]見た目は両者はよく似ているけど、鳴き声と染色体数が違うんだ。ネバタゴガエルが「グウ・キャン」とか「グウ・ワン」と鳴くのに対して、他地域のタゴガエルは「グウ・グウ」と鳴くんだ。染色体の数は、全国のは26本に対して、ネバタゴガエルは28本なんだ。染色体分析から、遠い時代に26本のタゴガエルから28本のネバタゴガエルが、突然変異で誕生したらしいけれど、動物の世界で染色体数の変化は、減少するのが一般的で、ネバタゴガエルのように増加例は世界的に珍しいんだ。
 ネバタゴガエルは茶臼山にしかいないの?
[答]2009年12月現在でわかっているのは、茶臼山から半径40qの範囲に生息しているんだ。愛知県の設楽や足助方面、静岡県の引佐方面にまで分布しているんだ。長野県の地蔵峠付近では、普通のタゴガエルと混生しているし、中央アルプスでは、染色体数が26本で「ワン」と鳴くのも見つかっているんだ。
 ワンと鳴くカエルが本になったって、本当ですか?
[答]本当です。2010年5月に発刊されて、出版社(一兎舎)のほか長野・東京・愛知の書店、楽天ブックス等で販売されています。巻頭言は、俳優の峰竜太さんです。故郷信州の地域興しを応援してくださる峰竜太さんありがとうございます。

2014年12月20日
ネバタゴガエル新種記載  
  学名「Rana neba」
(nebaとは、第1発見地の根羽村です)

  フランスの両生類学の専門誌「alytes」 に掲載・刊行 

    A new brown frog of the genus Rana from Japan
     (Anura: Ranidae) revealed by cytological and bioacoustic studies

 研究並びに発表者
    龍崎 正士先生(北里大)

    倉本 満先生(福岡教育大)
    長谷川 嘉則先生(カズサDNA研究所) 


今後発刊される図鑑には「ネバタゴガエル」が掲載されるよ


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